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報われないのが人生なんて思いたくはないから。

今日は祝福されるべき日。
ついにドカ子。DUCATI SS900FFが納車される日。
俺の彼女がイタリア人になる日。

だが、俺の誕生日は5月9日であり、その日をもって俺は26になる。
26からの保険は相当値段が違う。
故に、今日軽く流したら保険に加入するまで余り乗らないつもりでいた。

今日くらいはいいよね?
ちょっと流す程度はいいよね?

納車した当日位軽くSS900FFを味わう事位赦されて良いのではないだろうか?

無論細心の注意で運転した。
少なくとも自分に出来る細心の注意はしていたつもりだ。

納車されてから一度家に戻り、再び街へ。
パパイヤや母校の後輩達に会い。
そのまま相模湖まで高速を使って行ってみようと思った。
特に無茶な運転をした訳でもない。
問題なく相模湖に到着し、一服する。
そして休憩が終わったら再び高速に乗り、八王子へ帰ってきた。

八王子インターで下りて、もはや夕方だというのに浮かれていた所為か昼食をとってない事を思い出す。
八王子インターを下りた、国道16号沿いにはカッパ寿司がある。
「気分良いし、回転寿司とでもしゃれ込もうか」
と、俺は渋滞する16号の一番左車線をゆっくり走っていた。
カッパ寿司まであと200mほどだろうか?
そのとき斜め前を走る車のノーズが行き成り俺の正面に伸びたと幻視した。
実際には対向車線の車が、右折しようと待っていて、こちらの斜め前の白いセダンが善意で道を譲ったのだろう。
だが、突然伸びてきたそのノーズを俺は避ける事はできなかった。

ぶつかった瞬間思わず俺は受身を取った。
幸い速度はそれほど出ていなかったためさほど吹き飛ばされもせず受身を取り立ち上がる事は出来た。
しかし、そこに転がっていたのは、無残な姿のSS900FFだった。

フロントフォークはへし曲がりカウルにめり込み、タンクははずれ、ライトが割れガラスが飛び散り、無残に横たわる俺のSS900FFだった。

本音を語ろう。
「何故、今日」「何故、俺が」「何故、SS900が」「何故、こんな姿に」
目の前は真っ暗だ。
左足が痛みを訴えたが大した事はない、血も出てないし、感覚から言えば折れてもないだろう。

向こうの運転手がかけより「大丈夫ですか!?怪我はッ!?」と言う。
正直俺は動けて居る以上、俺よりバイクだった。

とりあえず警察と救急車が呼ばれ、俺は病院に運ばれ、警察は現場検証。
サンキュー事故といわれる最もバイクと車の中では多い事故だ。
きっとこの事故は。
少なくとも俺の事故は。
誰も悪くなんて無かったのではないか?と、俺は思う。
先ほど語ったとおり、少なくとも俺は細心の注意で運転していたつもりだし。
相手の方も事故なんて起こしたくは無いから最低限の注意は払っていたはずだ。
そして加害車両に車を譲った人だって俺と車をぶつけたくて譲った訳ではなく、きっとほんのささやかな善意だったのだろう。

恨むとすれば、運命。
憎むとすれば、運命。

俺はSS900FFに「フォルトゥナ」と言う名前をつけた。
古代ローマにおける幸運の女神。イタリア車であるSS900とローマの神で関連付けしたかったのだ。
一説では「フォーチュン(幸運)」の語源とも言われる女神のご利益にあやかりたかった。

しかし事故は起きた。
フォルトゥナだって納車即日で死にたくは無かっただろう。
運命の神のいたずらなのか、このような事故は起きた。

されど、俺は思う。
運命の神の力は強大なれど、フォルトゥナは自分の持てる力で運命に抗ったのではなかろうかと。
そのお陰で俺は軽症ですんだのではないか?
偶然かもしれないが、俺はそう思いたい。

そして、俺はまたSS900を。SSシリーズを購入する。
フォルトゥナが治るなら治したが、正直絶望的だ。

だが、短時間だったからこそ燃え上がる愛もあるだろう?

それほど俺はドカにSSにたった6時間程度で惚れ込んでしまった。
そのフィーリング、そのパフォーマンス、そのサウンド。
全てが俺の想像以上だった。
こんな素晴らしいバイクがあったのかと思った。

故に。

俺は誓おう。

次に乗るバイクも、きっとDUCATI。きっとSSシリーズで有る事を。

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コメント

ぅわぁぁぁ・・・。。。
ネタでしたと言ってくれ~
_| ̄|○

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